オリジナルの燻製チップについて、津市の三重県立美術館内にあるフランス料理レストラン、ミュゼ・ボン・ヴィヴァンの出口シェフにご紹介いただきました。
イタヤカエデ(燻製チップ)
カエデやモミジには、ほんとうにたくさんの種類がありますね。
日本固有種であるイタヤカエデ。
ムクロジ科カエデ属で、いわゆる紅葉(モミジ)の仲間です。
こちらが、イタヤカエデのシルエット。
ちょっとひしゃげたような五角形。
イタヤカエデの変種で、イタヤカエデとして扱うこともあるのが、こちらのエンコウカエデ。
エンコウカエデ
エンコウカエデ
エンコウカエデの方がむしろ、いわゆるカエデっぽい葉形のようにも思えます。
イタヤカエデもエンコウカエデも、初春の一時期、わずか2週間ほどの間だけ、メープルシロップが採れる木です。
カエデのシルエットは、まるで、枝に緑の星をちりばめたようで。
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イタヤカエデは水辺を好む木。
山に生えているときでも、そこには水道(みずみち)があります。
夕暮れどき、水辺にたたずむイタヤカエデ、ふと見上げると、ぽっかり月がでていたので、、、
まだ淡い月に、イタヤカエデのシルエットを。
さきほどのイタヤカエデのそばに、折れた幹から萌芽したイタヤカエデの葉があふれんばかりに広がっていました。