コナラ(燻製チップ)

雑木林(天然林)を歩くと、ちょくちょくでくわす木がコナラです。

かつて薪炭生産を行っていた日本の里山では、定期的にコナラなどの若木を伐採することで、根株から萌芽したり(萌芽更新)、種子から発芽したり(天然更新)して、また森林が育っていったということですが・・・

雑木林はスギやヒノキの人工林に姿を変え、薪炭の需要も減っていき、一方で、木の皮を剥がし、樹木の葉や枝先をたべてしまう鹿の問題もあって、日本の里山はかつての面影をとどめていないところも多くなってしまいました。


天然林の横には、人工林が・・・


コナラとヒメシャラ


こんな状態の木たちにでくわすことも

エコパークの森の恵みを、広葉樹を暮らしにお届けするということで・・・

かつて、薪として大活躍したこのコナラを、燻製チップにしてみました。

コナラチップでスモークすると、ヤマザクラよりやわらかい風味に仕上がります。
(「ナラ」という語感からも、なんとなく想像できるような・・・)

魚類とも相性が良いです。

コナラのスモークチーズは、パンにもよく合いますので、サンドイッチの香りづけにはさんでも。

生活スタイルが変わり、社会が変わり、山の姿が変わってしまっても。。。

かつて日本で親しまれてきた雑木林の森の恵みを、この燻製チップを通して感じていただけたら、と、思います。

ヤマザクラ(燻製チップ)

サクラ・・・

春のいっときだけひらく白やピンクの花には、なんともいえない、特別な感情を抱いてしまいます。

4月が年度初めであることが多い日本では、人生の節目に、この花を重ねて思い浮かべることも多いからでしょうか。

散り際がまた、はかなくかつ潔いのも、散り際の美学を象徴するようで。

”Odai”ブランドで燻製チップとして商品化しているのは、こちらのヤマザクラ。

花と同時に開く若葉は、まだ緑にはならず、赤い状態であるのもこのサクラの特徴です。

エコパークの森のヤマザクラのチップで燻製したスモークチーズ、サクラに思いをはせながら、お試しください。